義父編-娘の部屋から金を盗むスタイル
これはまだ嫁ちゃんが働き始めて間もない頃だが、タンス貯金を好んでいた嫁ちゃんが最近ためていた貯金額が合わないことがあると相談してきた。
そこで私は試しに部屋に携帯の動画をオンにして放置してみた。
するとそこには、娘の部屋を物色する義父の姿が…
しばらくして部屋を出ていった義父の手には数万円が握りしめていたそうな。
ここで法律的なお話をすると、親類の窃盗は親族相盗例という刑法上の特例に該当するようです。
金銭的攻撃をされている人は誰でも警察に通報しようかどうか考えたことがあるかと思います。しかし、この特例によると「法律は家族間の問題には関与しない(家庭内で解決させる)」ということである。
ただし、金銭的攻撃に関しては器物破損と強盗罪に関しては適応されないので、いざという時の為に、何をされたら警察が介入してくれるかは確認しておいたほうが良いかとおもう。
当時私も嫁ちゃんも若く無知だったので、当時の件については別段対処はできていなかった。
(現行犯で捕まえたが、笑って誤魔化されて終わった)
それを踏まえて、いま経験を踏まえた対処方法を記載したいと思う。
ここでは有効的な対処が2つある。
①現金を所持せずクレジットカードと通帳に限定し常に持ち歩く
②告訴を行う
①についてはテクノロジーをフルに活用する方法だ。従来のアナログぽく、物理的にカードと通帳を持ち歩くのも良いが、どうせならネット通帳と、スマートペイとしてスマホにクレジットカードを登録してしまえば実質持ち歩くものはスマホ1台に集約できる。
ちなみに当時、義父の窃盗が判明してから嫁ちゃんは通帳印鑑カードを小さいポーチに入れて常に携帯するようにしていた。
②これについてはどうしょうもないときに行ってほしい。ウィキペディアによると
告訴・告発(こくそ・こくはつ)は、捜査機関に対して犯罪を申告し処罰を求める意思表示である。
犯罪被害者(もしくは法により定められた親族等)が申告する場合を告訴(b:刑事訴訟法第230条)といい、被害者でない第三者が申告する場合を告発(b:刑事訴訟法第239条1項)という。
先ほどあげた刑法上の特例は親告罪という刑法に該当するようだ。つまり、告訴しなければ事実を確認しても警察は動かないが、告訴すれば罪に問うことができるということだ。
ただ、これはポーズ的な処置になることが多い。告訴をしたり証拠を集めたりと、何かと労力がかかる。
また、毒親とはいえ自分の親に前科がつく可能性もあるので自分の就職にも影響することがある。(あくまで法的な職に限るとは思います)
後手にはなるが、毒親の対処は一矢報いるより、永久的に何もされないようにするほうが簡単で長期的に満足できることが多いと思う。